ウラジオストク旅行記1日目
はじめに
中学生からロシアに興味があったが実際に訪れたのは大学3年生の夏であった。
海外旅行は何回か行ったことがあったが、ロシアのような摩訶不思議な国に行くのは初めてであった。そんなロシア語を満足に話せない人間がウラジオストクに行った記録を残してみる。
飛行機
アエロフロート、23kgの手荷物預けありで往復44.480円であった。大学生でもギリ余裕をもって支払える額である。
ウラジオストク空港に到着
当時極東地域はオンラインビザでよいとのことだったため、オンラインビザを取得。また我々はハバロフスクにも行く予定であり、オンラインビザの適用外であるため、念のためロシア大使館で取得するビザも持っていた。しかし、ウラジオストク空港の入国審査官は何故か「オンラインビザ!」と連呼し、我々のパスポートを受け付けてくれない。おかしい。万が一と印刷しておいたオンラインビザの取得結果の紙(正式な書類ではないはず)を見せてなんとか通過することができた。恐らくオンラインビザを取得する際のデータが入国審査官のPCに表示されたのではないか。今後ウラジオストクに行く方は十分に留意して頂きたい。
トラブル発生
入国審査のドキドキを終えて「さぁ街へ!」と思ったのもつかの間、私は自分がパスポートを持っていないことに気が付いた。血の気が引き、強制退国する幻想を見た。忘れ物センターに行っても無いと言われ、アエロフロートの空港オフィスに行っても無いと言われ、何故か大韓航空のスタッフに行けと言われていったが無いと言われ、空港のスタッフに聞いても無いと言われた。やばい。日本大使館にお世話になるルートだ。ただ最後に聞いた空港スタッフが「警察に行ってみたら?」と助言をくれた。ドキドキ、ロシア警察inウラジオストク空港へ!(依然として血の気が引いている友人を後目に私はワクワクしていた)
ウラジオストク空港の2階、大韓航空のオフィスの奥にロシア警察はあった。私はロシア語が話せないし、ロシア警察は英語が話せないのでお互いの共通言語は0である。ロシア警察が親切にもGoogle Translateでロシア語、日本語の翻訳をしながら事情を聞いてくれた。「パスポートをなくしました」「最後にどこで見ましたか」「入国審査のところです」「わかりました、こちらで待っててください」
案内されたのは、あたかもK●Gが取り調べをしていそうな鉄格子のついた部屋である。中央には巨大な机があり、その机に荷物を置いて再度中身を探すように指示された。ロシア警察は(暇なのか)5,6人が部屋をのぞいたりしていた。困ったな、なんだこの珍妙な日本人は…とロシア警察が思ったかは知らないが、突然着信音がし、おおっとロシア警察がどよめき、一人が走っていった。「入国審査のテーブルにありました」どうやら入国審査で慌てていたので、そのままパスポートを置いてきたらしい。
最悪のトラブルに巻き込まれるのは、小さなトラブルに巻き込まれたがそれが終わりホッとした瞬間である。皆様には気を付けて頂きたい。
1日目のホテルに荷物を下ろす
いざ北朝鮮レストランへ!
ウラジオストクといったら北朝鮮レストランである。特に平壌冷麵が美味しいと聞いてやってきた。ただ、市街地からタクシーで10分弱の距離にあり、夜歩くには少し怖いエリアである。女性だけの旅だったら夜はいかない方が良いだろう。
残念なことに料理の写真は撮っていないし、もう何も覚えていないので再現イラストを描くこともできない。ただ平壌冷麵は思ったよりもあまり…であった。また喜びの組2軍が踊ってくれるという話だったがそれもなかった。事前によく調べたり予約する必要があったのかもしれない。
1日の終わり
1日目は到着、散歩、北朝鮮レストラン、といったところであった。
また時間を見つけて2,3日目を書きたい。(まれーヴぃち)