友達と旅行に行くときのコツ
はじめに
私のような出不精の人間は、一人旅をしたら最後ホテルに泊まって出てこない。それが分かっているので、私は必ず誰かと旅行に行くことにしている。ただ、いくら旅行に行くレベルの仲良しレベルでも、所詮は他人である。また私は相当な短気だ。入念な準備をしないと旅行をして、貴重な友人を失うことになりかねない。
かれこれ10か国以上旅をして得た「いかに快く他人と旅行するか」ハックをここに記録しておきたいと思う。誰かの参考になれば幸いである。
STEP1:旅程を決める~「○○さんが譲れないポイントは何か」~
何も計画しない現地に行って、行き当たりばったりで楽しむにはもう歳をとりすぎた。何故資本主義の国に生まれ育った私が、金も時間もあるのに、食べたいときに食べたいものが食べられないんだ等とイライラしないために、旅程を決めるのは非常に重要なステップだ。
本STEP「旅程を決める」のゴールは「○○さんが譲れないポイントは何か」を明確にし、同行者全員が共有することである。しかし、慣れない土地における「譲れないポイント」なんぞ、何も知らない状態では何も分からない。
そこで、提案したいのが一緒に本屋に行ってガイドブックを見る、である。(もしくはkindle unlimitedに入ってるならunlimited対象のガイドブックを事前に読んでzoom会議ですり合わせでもよい)友人と行くならば、下記のような流れがよいのではないか。
- 本屋に一緒に行って「どういうガイドブックがいいか」を確認する
- 本屋で買ったガイドブックを片手にカフェかファミレスに行く
- 各自行きたいと思うところ、食べたいと思うものに印をつける
- ③をすり合わせて、旅程を決める
1から4まで店から店への移動をしなくて済むのは、カフェ併設型の本屋である。本屋併設型のカフェでもある。ただ、大体が人気店なので休日は非常に混むことに留意されたい。比較的混んでいないカフェ併設型の本屋は東京駅の隣キッテの本屋である。食事代は高いが、置いてあるガイドブックの種類も多いし、何より東京駅なので集合場所としてなんとなく公平感がある。
ちなみに、各ガイドブックについての所感や印象は別のブログで述べたい。
4.③をすり合わせて、旅程を決める
1から3は特筆することはないので、いきなり4から話す。たまにカフェやファミレスで「ここいいんじゃな~い」みたいな会話をしている方々がいるが、そういうことを言っているんじゃない。必ず、紙もしくはデバイスに記録を残そう。ここは好みによるが、旅程感のチューニングを重ねて、旅程の最小単位は「朝、昼、夕方、夜」ぐらいである。この単位に合わせてGoogle Spreadsheetやevernoteに書くことがベストだと思う。本当は時間単位が望ましいが。。。
ちなみに、旅程やおみやげリスト等々最も細かい単位で管理できるGoogle Spreadsheetはこちらの方のものだと思う。本当にこれは最強。
STEP2.事前に把握しておく
STEP1は比較的楽しい作業である。ここから、恐らく普通はつまらないと思うSTEPに入る。つまらないが非常に重要である。
1.海外保険に入るのか否か、クレジットカード自動付帯保険に入っているのか
本当にいざとなったら大変なことになる。ここは何かに入っておいた方が絶対にいい。また最悪なのは、全員で大変なことになったが、○○さんは保険に入っていたが、○○さんは保険に入っていなかったときである。確実にギクシャクして友人関係は終わる。
【海外保険に入る場合】
海外保険は結構高いイメージがあるが、off!は結構安いししっかりしている。あと手続きが簡単だった。出てくる案内に従って情報を入れていくだけだ。空港に行ってから入るのだけはやめた方がいい…気がする。
【クレジットカードの自動付帯保険に入ってる場合】
正直海外旅行に行くたびに、海外保険に入るより、一回クレジットカードを持った方が楽だと思う。海外旅行の付帯保険については詳しいサイトがいくらでもあるのでリンクを貼るに留める。楽天カードで十分な気がするが…。
2.現地でスマホの通信環境はレンタルwifiにするのか、SIMにするのか
お持ちのスマホがSIMフリーならば現地でSIMカードを買い、SIMフリーじゃないならレンタルwifiをするしかない。私からの注意事項は下記の通りである。
- 空港のSIMカードはぼったくりの場合がある。ググれば情報が出てくるので事前に調べておこう。もし空港から市内まで出ないといけないが、その間スマホの通信環境がない場合は頑張るか、まぁぼったくられるといっても現地価格なのでおとなしくSIMを買おう。
- レンタルwifiは楽だが、ケースが嵩張る上に「今が誰が持っているのか」「今使ってもいいのか」を友人間で調整しないといけないのでやめた方がいい。特に節約志向の友人がいる場合、「Twitterやるだけなのにwifi?だめ!」と言われる可能性がある。気を付けよう。
3.現地での交通の便はライドシェアアプリか、地下鉄か、バスか
自分たちの予算、旅程と相談しながら移動はメインは何で、サブは何でと事前に決めておこう。ライドシェアアプリなら、誰かがまとめて支払うことになることにも注意。
【ライドシェアアプリ】
所謂uberである。ただし、国によって異なるので事前に調べておこう。タイと台湾ではuberは禁止されているはずだ。中国ではdidiだし、ロシアやイスラエルではGettとかとか。東南アジアではGrabが強い。などなど。
気を付けて欲しいことがある。ライドシェアアプリで電話認証が必要で、かつ現地ではレンタルwifiの使用を考えてる場合、電話認証は日本でしかできない。現地に行ってからではもう何もできない。
【地下鉄、バス】
現地の地下鉄は攻略しやすいが、バスは中々難しいところが多い。路線地図があるアプリがあるので入れておくことをオススメする。
STEP3 ある程度旅程通りにならなくてもよしとする
せっかくたてた旅程も、計画通りになるとは限らない。それにイライラする必要はない。ギチギチにたてた旅程も、たてなかった旅程も、結局現地で楽しめたらなんでもOKなのだ。
おわりに
COVID-19の環境下で中々海外旅行に行けないが、それでもいつか行ける日を心待ちにしている。(まれーヴぃち)